子宮頸がんワクチン
子宮頸がん(HPV)ワクチンのご案内
子宮頸がん(HPV)ワクチンは、子宮の入り口にできる「子宮頸がん」の原因となる、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐためのワクチンです。
小学校6年生から高校1年生に相当する女子を対象に、定期接種(公費負担により原則無料)が行われています。
🦠 子宮頸がんとHPVとは?(病気の説明)
1. 20代〜30代の女性に急増している「がん」
子宮頸がんは、日本では毎年約1.1万人の女性が罹患し、約2,900人が亡くなっています。近年、特に20代〜30代の若い世代での発症が急増しており、妊娠や出産に大きな影響を及ぼしたり、命を落としたりする重大な病気です。
2. 原因は「誰でも感染する身近なウイルス」
このがんは、性交渉によって皮膚や粘膜の微細な傷から入り込む「ヒトパピローマウイルス(HPV)」の感染が原因です。
HPVは、性経験のある女性の約80%が一生に一度は感染すると言われているごく身近なウイルスです。多くの場合は自然に体から排除されますが、一部のケースでウイルスが何年も住み着き、長い時間をかけて「がん」へと進行してしまいます。
💉 予防接種(HPVワクチン)の概要
HPVワクチンは、ウイルスの殻の成分を模して作られた不活化ワクチンです。がんそのものを予防できる世界初、かつ極めて効果の高いワクチンです。
1. 当院で使用するワクチンについて(最新の9価ワクチン)
当院では、定期接種の標準となっている最新の「9価ワクチン(シルガード9)」を使用しています。
子宮頸がんの原因となるHPVの中でも、特にリスクの高い9つのタイプをカバーしており、子宮頸がんの原因の約80〜90%を予防できる高い効果が実証されています。
2. なぜ「初めての性交渉の前」が推奨されるのか?
HPVワクチンは、初めての性交渉を行う前に接種を完了することで、最も高い予防効果を発揮します。そのため、小学校高学年〜中学生の時期に受けることが国から推奨されています(※すでに性交渉の経験がある方でも、まだ感染していないタイプのHPVへの予防効果があります)。
🕒 接種スケジュール(回数とタイミング)
9価ワクチン(シルガード9)は、「1回目の接種を始める年齢」によって、合計の接種回数が異なります。
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定期接種の対象期間:小学校6年生 〜 高校1年生に相当する年齢の女子
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標準的な接種時期:中学1年生の時期
① 小学校6年生〜15歳の誕生日前日までに1回目を始める場合
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回数:合計2回
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スケジュール:1回目から6ヶ月あけて2回目を接種(※5ヶ月未満で2回目を打った場合は3回目が必要になります)。
② 15歳になってから1回目を始める場合(高校1年生など)
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回数:合計3回
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スケジュール:
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1回目:いつでも開始可能
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2回目:1回目から2ヶ月あけて接種
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3回目:1回目から6ヶ月あけて接種
(※3回の完了には最低でも半年かかります)。
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🩺 よくある副反応と安全性
HPVワクチンは、世界中で安全性が厳しく確認されているワクチンです。
① よくある副反応(通常は数日で自然に治ります)
筋肉内に深く注射するため、他のワクチンに比べて注射した部分の痛みや、赤み、腫れが強く出やすい傾向があります。一時的な発熱、頭痛、だるさが見られることもあります。
② 接種時の注意点(迷走神経反射について)
注射の痛みや緊張・恐怖心から、接種直後に立ちくらみや、脳貧血によるふらつき(迷走神経反射)が起こることがあります。こちらの予防のため、当院では接種後しばらく横になって頂いております。
安全のため、接種後30分間はクリニック内で座って安静にしていただき、様子を見させていただきます。
📅 ご予約・受診時のお持ちもの
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お持ちもの:母子健康手帳、予診票、健康保険証、乳幼児医療費受給資格証(対象年齢の方)
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インターネットまたはお電話にてご予約を承っております。接種にあたり不安な点やご相談がございましたら、いつでもお気軽に医師までお尋ねください。
