日本脳炎
日本脳炎ワクチンのご案内
日本脳炎ワクチンは、蚊を媒介して感染し、脳に深刻な障害を残す恐れのある「日本脳炎」を防ぐためのワクチンです。
日本では定期接種(公費負担により原則無料)に指定されており、十分な免疫をつけるために数年間にわたり合計4回の接種を行います。
🦠 日本脳炎とは?(病気の説明)
日本脳炎ウイルスを持つブタの血を吸った「コガタアカイエカ(蚊)」に、人間が刺されることで感染する病気です。人から人へ直接感染することはありません。
1. どのようなリスクがあるのか?
ウイルスを持つ蚊に刺されても、全員が発症するわけではありません(発症するのは100〜1,000人に1人程度です)。しかし、発症した場合は極めて深刻です。
西日本を中心に現在もウイルスを持つ蚊が確認されており、近年でも乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層で発症が報告されています。
2. 主な症状と危険性(重症化のリスク)
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初期症状:数日〜2週間ほどの潜伏期間を経て、突然の高熱、頭痛、嘔吐、めまいなどが現れます。
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重症化のリスク:進行すると、意識障害(ぐったりする、呼びかけに応じない)、けいれん、手足のマヒなどが起こります。発症した人の約20〜40%が命を落とし、救命できた場合でも約45〜50%に脳の重い後遺症(麻痺や知能の障害など)が一生残るという、現代の医療でも特効薬がない非常に恐ろしい病気です。
💉 予防接種(日本脳炎ワクチン)の概要
日本脳炎ワクチンは、ウイルスを増殖させたあとに毒性を完全になくした、安全性の高い「不活化ワクチン」です。
1. 予防効果
基礎免疫(初期の3回接種)を完了することで、日本脳炎に対する抵抗力(免疫)がしっかりとつきます。その後、数年あけて追加接種(4回目)を行うことで、長期にわたって身体を守ることができます。
2. 対象年齢と接種スケジュール
日本脳炎ワクチンは、1期(3回)と2期(1回)の合計4回の接種が必要です。
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全体の対象期間:生後6ヶ月 〜 7歳6ヶ月未満(1期)、9歳 〜 13歳未満(2期)
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小児科学会などでは3歳からが標準とされましたが、近年接種前のお子さんの感染がみられ3歳より前から接種可能な自治体が増えてきました(福井市内に住民票がある方には生後6か月前に予診票が送付されています)。
区分回数接種のタイミング(標準スケジュール)
1期(初回)1回目 6か月~3歳になったら開始(1回目)
1期(初回)2回目1回目から1〜4週間(標準的には2〜4週間)あけて接種
1期(追加)3回目2回目完了からおよそ1年(おおむね6ヶ月〜1年半)あけて接種
2期4回目小学4年生(9歳 〜 10歳頃)に1回接種(※2期の予診票が自治体から届きます)
🩺 よくある副反応と接種後の注意点
① よくある副反応(通常は2〜3日で自然に治ります)
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局所反応:注射した部分の赤み、腫れ、痛み
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全身反応:一時的な発熱、頭痛、咳、鼻水などが見られることがあります。
② 接種後の過ごし方
当日の入浴は問題ありませんが、注射した部分を強くこすらないようにしてください。不活化ワクチンのため、翌日以降の体調が良ければ他のワクチンとの接種間隔の制限はありません。
📅 ご予約・受診時のお持ちもの
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お持ちもの:母子健康手帳、予診票
