ロタウィルスワクチン
ロタウイルス感染症とは?
ロタウイルスは、乳幼児に激しい急性胃腸炎を引き起こす感染力が非常に強いウイルスです。5歳までに、ほぼすべての子どもが一度は感染すると言われています。
1. 主な症状
一般的な「お腹の風邪(感染性胃腸炎)」に比べて症状が重くなりやすいのが特徴です。
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激しい嘔吐(突然始まり、1日に何度も吐く)
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白い水のような下痢(米のとぎ汁のような水様便が数日から1週間ほど続く)
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高熱(半数以上の赤ちゃんにみられます)
2. 重症化のリスク
赤ちゃんは体から水分が失われやすく、激しい嘔吐と下痢が重なると、あっという間に脱水症状に陥ってしまいます。
水分がまったく摂れなくなり、点滴や入院治療が必要になるケースが少なくありません。また、まれに脳症などの重い合併症を引き起こすこともあります。
※大人が感染しても軽症で済むことが多いですが、免疫のない赤ちゃんが初めて感染すると重症化することがあります。
ロタウイルスワクチン(定期接種)のご案内
ロタウイルスワクチン(ロタワクチン)は、乳幼児に起こりやすい重症の急性胃腸炎(激しい下痢や嘔吐)を防ぐための「飲む」生ワクチンです。
ロタウイルスは感染力が非常に強く、乳幼児期にほぼ全員が感染すると言われています。激しい嘔吐や下痢による脱水症状で入院が必要になるケースも少なくありません。ワクチンを接種することで、重症化のリスクを約90%減らすことができます。
予防効果
ワクチンを規定の回数しっかり受けることで、ロタウイルスによる胃腸炎の重症化を約90%予防できます。
「絶対に感染しなくなる」わけではありませんが、もし感染しても、入院が必要になるような深刻な状態になるのを防ぐことができます。
🕒 接種スケジュールとワクチンの種類
当院では、2種類のワクチン(ロタリックス・ロタテック)を取り扱っています。
最初に受けた種類と同じものを最後まで接種します(途中で変更はできません)。
他のワクチン(ヒブ、小児用肺炎球菌、B型肝炎、五種混合など)との同時接種も可能ですので、生後2ヶ月になったらできるだけ早めの接種をおすすめします。

🩺 接種後の注意点と副反応
① 一般的な副反応
接種後、一時的にぐずる、下痢や嘔吐がみられることがありますが、通常は数日で自然に治ります。
② 腸重積症(ちょうじゅうせきしょう)について
ごくまれ(数万人に1人程度)に、腸の一部が隣接する腸の中に入り込んでしまう「腸重積症」という病気のリスクが、特に1回目の接種後1〜2週間以内にわずかに高まるとされています。
以下の症状が見られた場合は、放置せず、速やかに当院または救急医療機関を受診してください。
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突然激しく泣く、ぐずる(5〜10分おきに繰り返す)
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何度も繰り返し吐く
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ぐったりして顔色が悪い、活気がない
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便に血が混じる(いちごゼリー状の粘血便)
📅 ご予約・受診時のお持ちもの
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お持ちもの:母子健康手帳、予診票
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受診時のコツ:シロップを飲むワクチンです。接種直前に授乳をすると吐き戻しやすくなるため、接種前1時間は授乳を控えてお越しください。
ご不明な点やスケジュールのご相談がございましたら、お気軽にスタッフまでお尋ねください。
