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予防接種

予防接種に関しましては各種対応させていただいております。接種時期、接種間隔などご不明なことがありましたら、スタッフにお声がけください。接種予定も立てさせていただきます。

同時接種について

生後6か月ごろまでに受けるべき予防接種が比較的混んでいます。この年代の予防接種をスムーズに行うために当院では同時接種も行っております。同時接種は海外では普通に行われており、これによって副作用が多く出ているなどの有害事象の報告はありません。

もし、ご心配でしたら個別接種にも対応いたしますので、窓口でおっしゃってください。

ロタ

ロタウィルスは冬に流行する感染力の強いウィルスです。乳幼児期に感染すると下痢・嘔吐・脱水を引き起こします。また、胃腸炎関連けいれんを引き起こすこともあります。

生後6週から接種可能ですが生後6か月までに接種を終えなければならないので、ご希望の場合はお早めにご相談してください。

肺炎球菌

乳幼児期に細菌性髄膜炎や菌血症を引き起こすことがあります。そのほかに中耳炎、肺炎などの原因となることがあります。生後2か月より接種可能ですので、お早めにお受けください。

​4種混合・2種混合

4種混合ワクチンはジフテリア(D)、百日咳(P)、破傷風(T)、ポリオ(IPV)の4種類が混合されています。2種混合ワクチンはジフテリア、破傷風の2種類が混合されています。

ジフテリアはのどのついて、呼吸困難を引き起こすことがあります。また、神経障害や心臓に後遺症を残すこともあります。ワクチン接種のおかげで日本ではほとんど見られなくなりました。

百日咳は乳幼児が感染すると呼吸困難を引き起こし、呼吸停止することもある病原菌です。現在でも感染し、入院するお子さんも多くみられます。

破傷風は土の中にいる菌で、傷口に泥が入り込んだりして感染します。感染をすると筋肉のけいれんを引き起こし、死亡に至る方もいます。

ポリオは感染すると麻痺などを残すことがあるウィルスです。日本では見られなくなりましたが東南アジアやアフリカなどではまだ流行するウィルスです。

4種混合ワクチンは生後3か月より接種可能です。また、2種混合ワクチンは11歳に接種が推奨されています。

インフルエンザ

発熱、咳、鼻水、関節痛で発症し、冬に流行します。重症化すると脳炎・脳症を引き起こし、後遺症を残したり死亡に至る方もいる病気です。

ワクチン接種は例年10月より開始しております。13歳未満のお子さんは2回接種が推奨されています。

A型肝炎

食べ物などについたウィルスを取り込むことで感染します。肝臓に炎症を起こし、黄疸などを引き起こします。

自費接種となりますが予防接種は1歳から可能です。

B型肝炎

血液を介しての感染がほとんどですが、保育園で集団感染した事例がありました(感染経路は不明です)。

感染すると肝臓に炎症を起こします。また、慢性化して肝硬変や肝臓がんの原因となることもあります。

母がウィルスキャリアの場合は生後1週間以内から予防接種を保険適応で開始します。母がキャリアでない場合は自費での接種が可能です。

ヒブ

冬に流行するインフルエンザウィルスとは別の菌です。乳幼児期に感染し細菌性髄膜炎を引き起こすことがあります。その他、中耳炎や肺炎を引き起こすことがあります。生後2か月から接種可能です。乳幼児期の細菌性髄膜炎予防が重要な目的ですので、お早めにお受けください。

BCG

結核はまだ日本でもかかる可能性のある病気です。感染を起こすと隔離が必要となることもあります。

BCGで乳幼児の結核は防ぐことが可能です。生後5か月より接種可能ですが、1歳未満までに受けるようにしてください。接種方法はいわゆるハンコ注射ですが、これは見た目ほど痛みはありません。

MR

麻疹(M)、風疹(R)の混合ワクチンです。麻疹は咳・鼻水に引き続き、発熱・発疹で発症します。重症化すると肺炎や脳炎を引き起こします。また感染後数年してから亜急性硬化性脳炎という難病を発症することがあります。

風疹は発熱、発疹、リンパ節の腫れで発症します。妊婦さんがかかると赤ちゃんが先天性風疹症候群という難聴・白内障・心臓病・精神発達遅滞を起こす病気になることがあります。

1歳になったらなるべく早く受けてください。小学校入学前年に追加接種も行います。

日脳

感染した場合、高熱・頭痛・嘔吐などがみられ神経障害や死亡に至る方もいる病気です。

日本では豚にはウィルスの存在が確認されています。また、東南アジアでは感染される方がおり、飛行機などに蚊が乗っかって感染を起こすこともあります。

3歳から接種可能です。4週間開けて2回接種の後に1年開けて追加接種行います。第2期接種として9から12歳でもう一度接種を行います。

水痘

発熱と発疹で発症します。発疹は赤い斑点が水膨れとなり、かさぶたになってしばらく跡を残します。また、感染終了後もウィルスは神経の中に潜んでいて、免疫力が低下したときに帯状疱疹として再び現れます。

接種は1歳過ぎてから可能です。MRワクチンの次に受けるようにしてください。

おたふく

感染すると発熱や耳の下が腫れてることがあります。(感染しても熱や腫れのない方もいます。)無菌性髄膜炎を高頻度で起こします。また難聴を引き起こすことがあり、引き起こすと治療できません。

自費接種となりますが1歳を過ぎてから接種可能です。2から4年後にもう1回追加接種が勧められています。

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