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溶連菌(ようれんきん)感染症について
溶血性連鎖球菌という細菌の感染症で、こどもの咽頭炎(のどの炎症)の原因となり、しばしば問題となります。
溶血性連鎖球菌は数種類に分類され、小児の感染で問題となるのは主にA群連鎖球菌です。ちなみに、分娩時に問題となるのはB群溶連菌です。
★症状はどんなものがありますか?
症状としては発熱、咽頭痛、嚥下痛が見られるほか、目の充血、口腔内の発赤、ブツブツなどが見られます。
★学校へは行っても良いですか?
ほかの子供に感染の可能性がありますので保育園・学校などには、抗生剤を飲み始めて1日経過し、症状(発熱・咽頭痛など)が治まるまで登校しないで下さい。
★合併症を引き起こすと聞きましたが?
この菌に感染すると合併症として、2~3週間後に腎臓に炎症を起こし急性糸球体腎炎を起こしてくる可能性があります。感染してから1ヶ月以内におしっこが赤い、手足がむくんでいる場合は受診して下さい。
この他にリウマチ熱が見られます。これは発熱・関節炎といった症状が見られ、合併症として心臓の弁を壊すこともあります。これを予防するためにも抗生剤は、症状が治まっても処方された分を必ず飲みきってください。
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